看護師としてキャリアアップをするためには、電子カルテを使いこなせるようになっておくことが重要である。もっとも、単に使い方が分かっているというだけでは十分ではなく、できれば少しでも入力スピードを向上させておきたいところである。では、スピードアップのためには、どのような取り組みをすればよいのであろうか。
まず第一に言えるのは、タイピングを正確にできるようになっておくことが必要ということだ。看護師の中には、完全に自己流でタイピングを行う人がいるが、それだとスピードが遅くなるし、打ち間違いも増えるだろう。せっかく頑張ってタイピングしてもやり直しになってしまっては時間が無駄になるので、時間を少しでも有効に使えるようになるためにも、正しい指使いでスピーディーに文字をタイプできるようになっておくということが大切なのである。
また、ほとんどの電子カルテに搭載されている「用語選択」という機能を使いこなせるようになっておくというのも、電子カルテを使用する上のポイントの一つである。あらかじめよく使う用語をカルテに登録しておけば、選択するだけで入力できるようになるので、特に文字数が多い用語については、できるかぎり登録するようにしておくとよいだろう。
なお、電子カルテによっては、一度入力した用語を自動的に記憶する機能を有しているものもあるので、そういったタイプのものを使えば、わざわざ自分で用語を登録する必要はないだろう。なお、入力のコツは他にもあるが、気になる人は《時代は電子カルテ》を読むといいだろう。